ありったけの愛を叫んで
他に言うこと…
だいたい自己紹介って名前のほかに何を言えばいいのだろうか
よろしくはちゃんと言った…
一点を見つめながら頭の中でごちゃごちゃ考えていると、
「席は1番後ろの窓から2番目」
そう先生に指さされた机に向かい歩く
担任が、私の以前通っていた高校の名前、保護者の仕事の関係で引っ越してきたこと
そして、名前は み、づ、き
ではなく み、つ、き だということを丁寧に説明してくれていた
少し陽の当たる、教室全体を見渡せる一番後ろ
うん、なかなかいい席。
そんな中、なんとなく前の机との距離に違和感を感じた
完全にこの辺だけ列がズレている
前の方は等間隔に並んでいたはずの机が、この辺りだけ何かを避けるように
いや、私の隣、窓際の席を避けているように距離があった
隣の席にはサラサラの黒髪男子がイヤホンを耳に差し込み、机につっぷしている
みんなこの人を怖がってるの…?
しばらく、どこか異様な雰囲気のただよう彼の周辺をチラチラと見ていると
「やっと来たか、遅かったなー転校生ちゃん」
明るい口調の大きな声
前を向くと、ものすごい笑顔でガタイのいい男が大きな三角定規と分度器を持ってこっちを見ていた
たぶん数学担当のその先生は
「名前は、、ことみやみづき?だな?」
いや、訂正したいけど、
こういう時一番後ろの席は都合が悪い…
だいたい自己紹介って名前のほかに何を言えばいいのだろうか
よろしくはちゃんと言った…
一点を見つめながら頭の中でごちゃごちゃ考えていると、
「席は1番後ろの窓から2番目」
そう先生に指さされた机に向かい歩く
担任が、私の以前通っていた高校の名前、保護者の仕事の関係で引っ越してきたこと
そして、名前は み、づ、き
ではなく み、つ、き だということを丁寧に説明してくれていた
少し陽の当たる、教室全体を見渡せる一番後ろ
うん、なかなかいい席。
そんな中、なんとなく前の机との距離に違和感を感じた
完全にこの辺だけ列がズレている
前の方は等間隔に並んでいたはずの机が、この辺りだけ何かを避けるように
いや、私の隣、窓際の席を避けているように距離があった
隣の席にはサラサラの黒髪男子がイヤホンを耳に差し込み、机につっぷしている
みんなこの人を怖がってるの…?
しばらく、どこか異様な雰囲気のただよう彼の周辺をチラチラと見ていると
「やっと来たか、遅かったなー転校生ちゃん」
明るい口調の大きな声
前を向くと、ものすごい笑顔でガタイのいい男が大きな三角定規と分度器を持ってこっちを見ていた
たぶん数学担当のその先生は
「名前は、、ことみやみづき?だな?」
いや、訂正したいけど、
こういう時一番後ろの席は都合が悪い…