ありったけの愛を叫んで

「アイツ、そうとう我慢してると思うよー」


そんなことを言った麗香さんに、ずっと心にひっかかっていたことを尋ねてみる




「あの… 朔夜っていろんな人と、その…

そういう関係を持ってたって、本当ですか…?」




言葉をつまらせながら聞いた私に、少し悲しそうに麗香さんが言った




「美月にはちょっと言いにくいんだけどね、、」




高一になって急に女遊びが激しくなったという朔夜


それまで女にも、何にも興味を示さなかった朔夜が狂い始め、抱いては捨て、抱いては捨て、を繰り返していた時は本当に心配したと麗香さんは言った


朔夜は私と出会ったことにより、その女遊びをピタリとやめたという


そして、捨てられた女達はきっと私のことを恨んでいて

でも何もしてこないのは裏で朔夜が、Black Shadow が守ってくれているからだということも教えてくれた






< 126 / 169 >

この作品をシェア

pagetop