ありったけの愛を叫んで
結翔は毎日丁寧にバイクを磨いていた

何度も強引に入れられた結翔の部屋は、バイクの写真や部品でいっぱいだった



私は朔夜を失ったら生きていけないと思う

朔夜や悠、陽人だって、
Black Shadow を奪われたら辛いと思う



別に結翔を許したわけじゃない、肩を持とうとも思わない

でも、Black Shadow のみんなと結翔は少し似ている気がして なんとなく重なって見えて


「それはあんまりじゃないかな…」


そう呟いていた


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