ありったけの愛を叫んで
「お父さんお母さん!見て!!
今日学校で描いたの!」
小さい頃の私が手に持っているのは、その日学校で描いた両親の絵
「おぉ、よくできたなぁ美月!」
「美月は絵が上手ね、今度は家族三人の絵を描いてちょうだい?」
「うん!!」
幸せだった。
世界でいちばん幸せなのは私なんだって、
胸を張って言えるくらい。
『お父さんとお母さんなんて死んじゃえばいい!だいっきらい!!』
『美月…、幸せに、なりなさい……』
死なないで、置いていかないで、
ごめんなさい。
あんなこと言って、ごめんなさい…
今日学校で描いたの!」
小さい頃の私が手に持っているのは、その日学校で描いた両親の絵
「おぉ、よくできたなぁ美月!」
「美月は絵が上手ね、今度は家族三人の絵を描いてちょうだい?」
「うん!!」
幸せだった。
世界でいちばん幸せなのは私なんだって、
胸を張って言えるくらい。
『お父さんとお母さんなんて死んじゃえばいい!だいっきらい!!』
『美月…、幸せに、なりなさい……』
死なないで、置いていかないで、
ごめんなさい。
あんなこと言って、ごめんなさい…