ありったけの愛を叫んで
こんなに女のことで悩むなんて初めてでわかんねぇ…


頭を抱えようとしたその時




「朔夜!」




愛しい声が聞こえた




「朔夜!これありがと!大事にする!」


そう言ってプレゼントしたうさぎを頬にすり寄せる美月




「私からも メリークリスマス!」




その笑顔は俺の大切なもの、守りたいもの




プレゼントを受け取って抱きしめた


細すぎて折れそうな美月の体温を感じながら、
こいつを絶対離さない
なにがあっても守ってみせると心の中で誓った



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