ありったけの愛を叫んで
夜中に見てしまったあの背中の花のことを聞こうと思っていたけど、まずなんて聞けばいいのだろうか
"刺青、かっこいいね"
いや、違う
"なんで刺青なんて入れてるの?"
これはこれで刺青を否定しているみたいで嫌だ
えー どうしよー…
たぶん百面相していたであろう私に
「何してんだよ」
怪訝な顔をした朔夜が声をかけた
「あ、お、おはよう!」
「お前、さっき悠におはようじゃなくてこんにちはだって 言ってたじゃねーか」
聞こえてたのね…
返す言葉が見つからなくておどおどしていた私の後ろから、悠の声がする
「朔夜、やっぱりあいさつ行かねーと、
結構怒ってるらしいぞ」
「チッ」
盛大な舌打ちをかました朔夜が 「着替えるから出てけ」 と、私達を追い出した
やっぱりあれは夢じゃない
朔夜の性格ならきっと、誰の前でも普通に服を脱ぐだろう
刺青を見せられないから、着替える時私を追い出すんだ
「ごめんね、美月ちゃん」
いつの間にか部屋着から私服に変わっていた悠が私に謝ってきた
「朔夜と俺、今から行かなきゃ行けないとこあるから」
"刺青、かっこいいね"
いや、違う
"なんで刺青なんて入れてるの?"
これはこれで刺青を否定しているみたいで嫌だ
えー どうしよー…
たぶん百面相していたであろう私に
「何してんだよ」
怪訝な顔をした朔夜が声をかけた
「あ、お、おはよう!」
「お前、さっき悠におはようじゃなくてこんにちはだって 言ってたじゃねーか」
聞こえてたのね…
返す言葉が見つからなくておどおどしていた私の後ろから、悠の声がする
「朔夜、やっぱりあいさつ行かねーと、
結構怒ってるらしいぞ」
「チッ」
盛大な舌打ちをかました朔夜が 「着替えるから出てけ」 と、私達を追い出した
やっぱりあれは夢じゃない
朔夜の性格ならきっと、誰の前でも普通に服を脱ぐだろう
刺青を見せられないから、着替える時私を追い出すんだ
「ごめんね、美月ちゃん」
いつの間にか部屋着から私服に変わっていた悠が私に謝ってきた
「朔夜と俺、今から行かなきゃ行けないとこあるから」