ありったけの愛を叫んで
またあの日々が、辛かった日々が戻ってくる


幸せになりたい、なんて考えた自分がバカだった


私が幸せになるなんて許されない


罪を、償わなくちゃいけない。




今日はおばさんの暴力が一段と激しかった


せっかく治ってきた頬の切り傷の上には、青紫色をしたあざ


切り傷はラジコンヘリで言い逃れできても、このアザはさすがに打ったなんて言えないほどの こぶしの跡




明日は学校休もう…




その夜はまた結翔に襲われて、私の嫌がる姿の写真や動画を撮られた




汚れた自分、お腹にも背中にもアザだらけの汚い自分を鏡で見て、涙が溢れた




少し前まではこんなの日常だったのに。


いつからこんなに弱くなってしまったんだろう、、






その日から私は部屋にこもった


ベットから一切動かず、何もせずに 何も食べずにただ時間だけが過ぎていった




この家にいることがバレてはいけない

もう汚れたくない

ただただ自分の存在を消すように……






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