ありったけの愛を叫んで
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隣で授業を受けて、隣に座って倉庫に行く


近くにいて、手を伸ばせば届く距離にいるのに 美月がすごく遠く感じる




美月は話しかけてこない
目が合ってもそらされる


避けられている




幹部室には入らず、下でメンバーと過ごし
かろうじて倉庫には来ていた美月


しかし2月に入った頃にはパッタリと倉庫に来なくなり、バイトも休んでいるようだった




学校で見る美月は、また 出会ったばかりの頃の寂しそうな表情に戻っていた






ある日、美月が学校を休んだ


何度メールしても返信はなく、誰が電話しても繋がらない




2日、3日、4日 と美月が来ない日が続き、俺はもう我慢の限界だった




悠と陽人を連れ、バイクで美月の家に押しかける


この家はなんとなくおかしいんじゃないかと思っていた




たまに見せる美月の寂しそうな表情


頬に刻まれた深い傷


ラジコンヘリの羽なんかで普通あんなにざっくり切れるわけない




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