近くの光に癒されて。

すると、やはり…




私は、息が止まりそうになる。



そこにはママではなく、あの「黒石拓真」が立っていた。


「え…?」


いやいや、おかしい。



何かの間違えだ。



「黒石 拓真」がここにいるなんて。



私は、喋ったことすらないのだから私の家など、まず知らないはず!



「何突っ立ってんだよ。入れろ。」




私の嫌いな口調で話し始める。



なんで入れなきゃいけないの…!


私の家なのに…!!



「なんでですか!? 帰ってください!」



すごく怖かったけど、頑張って言い返した。


ここで負けてられない!



「は?ここ俺の家。」






言っている意味がわからない。

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