へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目
「びっくりだよね?」
「私も初めて明梨から聞いた時には、姫って何?って聞き返しちゃったもん」
「あの3人は怖くないんだよ、本当に」
「珀斗くんは目つきが悪くて近寄りがたいけど、さりげなく助けてくれたりするし」
「でもあの二人、怪しすぎじゃない?」
「珀斗様と明梨でしょ?」
「登下校はいつも一緒だしさ。珀斗くんは、明梨のことくらいでしか笑わないしね」
「この前ね、明梨に頼まれて掃除当番を代わってあげたの。そしたらね……珀斗様にね……」
「何よ、直美! もったいぶってないで、早く言ってよ」
「珀斗様に感謝されちゃった。ありがとな!って」
「ひゃ~!! うらやましすぎる!!」
「それだけじゃないの。珀斗様が、私の目を見てニコって」