へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目
雅side
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「綾星…… 俺……俺……」
夜、綾星に電話をかけた俺。
「今夜も情けない声で電話をかけてきて。雅はどこから電話してるわけ?」
「……アパート……から……だけど」
「どうせ猫みたいに、真っ暗なクローゼットの隅でうずくまってるんだろ?」
「……当たり……です」
幼馴染の綾星には、俺の居場所までわかってしまうらしい。
子供の頃から辛いことがあるたびに、暗くて狭い場所に逃げ込む癖があるからだろうな。