俺から逃げられると思うなよ
「茜ちゃんの水着、楽しみにしているね!」

「絶対似合う」

「スクール水着でいいだろ」



いや、さすがにスクール水着はないでしょ。


涼を睨んでから、私は明日から始まる夏休みに胸を躍らせていた。


海かぁ。

海に行くのは何年ぶりだろう。

きっと、みんなで行くから楽しいだろうな。

絶対楽しい。


晩ご飯を食べ終わった私たちは、片づけを済ませ、早く寝ることにした。

明日から始まる、夏休みに備えて。

ベッドに入ったらあっという間に寝てしまった。


早く明日にならないかな。

なんて思いながら。
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