ヤンデレ歌い手たちにストーカーされていた件について
音羽がそう言うと、「私もです!みんなかっこいいですよね〜」とその女の子も言った。

「一人で参戦って不安だったのでホッとしました」

「わかります!あ、Twitterやってます?アカウント名教えてください」

音羽はその女の子と話しながら物販を待つ。話しているとあっという間に音羽たちの番になった。たくさんのグッズに音羽は何を買おうか迷う。

「とりあえず、缶バッジは買わなきゃね……」

前の人は二十個も買っていたが、そんなにたくさんは音羽は買うことはできない。そのため缶バッチを八個買った。そして、アクリルチャームやタオルなども買った。

「缶バッジどんなのが当たったかな〜」

「楽しみ〜!!」

話している間に女の子とはすっかり打ち解け、音羽たちは敬語ではなくなった。二人でベンチに座り、缶バッジの入った袋を開ける。何が出るかは開けてみないとわからない。

「あっ!これグッズ紹介の動画で見てほしかったやつだ!」
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