終わった後のモノローグ
私の名前は隅山美園(すみやまみその)。東京に進学して楽しい大学生活を送っている。
「またね、美園!」
「うん!また明日!」
今日は友達数人とスイーツ巡りをしていたんだ。とても楽しかった。また行きたいな……。
すっかり見慣れた都会の風景を私はもう一度だけ見てマンションへと入っていく。この街に来て、私はいい方向に変われた。過去の自分と離れることができたんだ。
「ただいま〜……」
部屋に入り、電気をつける。当然一人暮らしだ。この生活にもだいぶ慣れた。
「夕飯……はスイーツ巡りしたからもういっか……」
胃の中にはまだ昼間に食べたスイーツの数々が残っている。私はお風呂の時間にはまだ早いと本棚の前に移動した。最近買った本でも読もうかと思ったのだ。
本棚に手を伸ばした時、バサリと音を立てて何かが倒れる。ケースに入れられた分厚いものに、私の目はそのものに向けられた。
「これって……高校の卒業アルバム……」
「またね、美園!」
「うん!また明日!」
今日は友達数人とスイーツ巡りをしていたんだ。とても楽しかった。また行きたいな……。
すっかり見慣れた都会の風景を私はもう一度だけ見てマンションへと入っていく。この街に来て、私はいい方向に変われた。過去の自分と離れることができたんだ。
「ただいま〜……」
部屋に入り、電気をつける。当然一人暮らしだ。この生活にもだいぶ慣れた。
「夕飯……はスイーツ巡りしたからもういっか……」
胃の中にはまだ昼間に食べたスイーツの数々が残っている。私はお風呂の時間にはまだ早いと本棚の前に移動した。最近買った本でも読もうかと思ったのだ。
本棚に手を伸ばした時、バサリと音を立てて何かが倒れる。ケースに入れられた分厚いものに、私の目はそのものに向けられた。
「これって……高校の卒業アルバム……」