終わった後のモノローグ
「私たち、どこか似ているもの。きっといい関係を築けると思うんだけど」
「アハハ、何それ」
しばらく二人で笑い合う。そして、彩葉が「うん!友達になろう」と言ってくれた。あの時は嬉しかった。初めて、自分から友達になりたいと思う人と出会えたんだから……。
「あたしたち、ずっと友達でいようね」
「うん、ずっと一緒だよ」
二人で小指を差し出し、幼い子どもがするように指切りをする。永遠の絆が出来上がったとこの時は思っていた。
それから過ごした日々は、今まで人を疑ってばかりの私にとって信じられないものだった。
「この音楽が好き!」
「へえ〜……。私はこの音楽をよく聴くわ」
人と話して、たまに遊んで、一緒に勉強する。それは私にとってささやかな幸せだった。一人だった存在が二人になり、これからもその関係が続くのだと信じて疑わなかった。
変化が起き始めたのは、一年生の秋のこと。私の胸は悲しみでいっぱいだった。ずっと大切にしてきた愛犬が天国へ旅立ってしまったため。
「アハハ、何それ」
しばらく二人で笑い合う。そして、彩葉が「うん!友達になろう」と言ってくれた。あの時は嬉しかった。初めて、自分から友達になりたいと思う人と出会えたんだから……。
「あたしたち、ずっと友達でいようね」
「うん、ずっと一緒だよ」
二人で小指を差し出し、幼い子どもがするように指切りをする。永遠の絆が出来上がったとこの時は思っていた。
それから過ごした日々は、今まで人を疑ってばかりの私にとって信じられないものだった。
「この音楽が好き!」
「へえ〜……。私はこの音楽をよく聴くわ」
人と話して、たまに遊んで、一緒に勉強する。それは私にとってささやかな幸せだった。一人だった存在が二人になり、これからもその関係が続くのだと信じて疑わなかった。
変化が起き始めたのは、一年生の秋のこと。私の胸は悲しみでいっぱいだった。ずっと大切にしてきた愛犬が天国へ旅立ってしまったため。