君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように

「すいませんが、彼女は俺の大事な友人
なんです!傷つけたら・・・・ね?」

青みがかった黒瞳が、
強い光をたたえている。

・・・・綺麗。

・・・・かっこいい。

でも、怖い。
まるで、獲物を射抜くみたい。

ガラの悪い方々も、怯んでる。

「な、舐めんなよっ!」

うわぁ、なんて不良らしいセリフ。

私を挟んで、時那くんに飛んだセリフと、
拳に、まともな反応ができません。

それを、綺麗に受け止める時那くん!
・・・・もう、少女漫画だよ。

「警察、呼びますよ?」

・・・すごいよ。
時那くん。
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