君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように
そんなこんなで・・・・
「よかったね!陽!
投げられたのが、スプレー缶で!」
「ぜんぜんっよくないよ!ホナツ!!
それで、陽ちゃん、怪我したんだから!!」
「キリただのタンコブだから!大丈夫だから!!
そんな心配そうな瞳、向けないでよ~!!」
その瞳に弱いのに~。
私の右隣。
カラッと笑っているのは、
紗依 蛍夏(さより けいか)
下の名前が、ホタルナツと読めるので、
通称「ホナツ」
次に、私の左隣。
進行形で心配オーラを出しているのが、
明城 霧夜(あかぎ きりや)
通称「キリ」
2人とも、
私の産まれた時からの幼なじみ。