君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように

「時計屋?」

キリの言葉に、私は首を傾げます。

知らないなぁ~。

すると、
やっぱり。と言う目で私を見るホナツ!

「そういうの、本当、疎いよねぇ~!
陽子はさっ!天然だなぁ~。」

・・・・どーせ、私なんて。
天然で、チビで、ドジですよぉ~だっ!
顔は、フツーだし。可愛いくも、何ともない
ですよぁ~だっ!

だって。
可愛いくなる必要ないじゃん。

・・・・アイツがいないんだから。

「で、時計屋やって?」

話をわざと変える私。
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