君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように


私は、キリの言葉に、
ただ、手の中に戻された、

冷たい、金時計。

を、見つめていました。

「よう····。」
「ようちゃん····。」

2人の、見つめる瞳に気づかずに。

「二度と恋なんて。しない。」
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