君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように
キーンコーンカーンコーン
「お、終わったぁ~!!」
今日ある、全ての授業の終わりの報せ。
まるで、天使のラッパ音。
聞き届けた私は、そのまま机に、バタリ。
と、人の気配が、2つ。
「午前中、サボっといて。
疲れてるとか、贅沢だねぇ~!!」
ほ、ホナツさん・・・・。
「でも、仕方ないよ。
あれだけ視線、向けられたら・・・・。」
苦笑する、キリ。
労るように、頭を撫でてくれます。