君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように
ふつうの人々。
ふつうの登校道。
私は、・・・・片手に海中時計。
ダメだこりゃ。
そう、思わず持ってきちゃったんです。私。
そのまま、登校中。
「どうしよっかなぁ~。これ。
....捨てるのは、なんかねぇ。」
持ち上げて、光にかざしてみる。
朝の光はなんだか特別で、
その透明な輝きにあてられて。
その金色が、まるで光ってるみたい。
彼の笑顔みたい。
私が思わず、昔のことを思い出した....
その瞬間。
「にゃ!!」
にゃ?
あれ?
時計がない!?