君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように
「あれっ?」
足が止まり、
顔をあげる。
「あぁん?何してんだ、お嬢ちゃん?」
そこには、
いかにもガラの悪い方が。
もしかして、私、ぶつかっちゃった?!
ど、どうしよう・・・・。
よく見ると、周りにも同じような方々が
集まっています。
ねこは・・・・いない。
見失っちゃった。
「す、すいません・・・・
ネコをおいかけてて・・・。」
混乱して、頭がまわらない!
慌てる私の手をガラの悪い方が、
がっしりと掴みます。
「おい、おい。ただ猫を追いかけてきただけで、
朝っぱらから、こんなとこ居ないだろ?
それに····ぶつかってきたよな?」
「····はい。」
「一緒に来いよ!!遊ぼうぜ~!!」
周りの方々も、
ニヤニヤ。ニヤニヤ。
本当にどうしよ。
ピンチです!?