君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように

「ぶつかってきたんだ。その分のこと、
きっちりしてくれるよなぁ~?」

ただぶつかっただけなのに!?
あぁ、もう!!本当についてない!!

ジリジリと路地裏の角においやれていきます。
周りは集団。
多勢に無勢。
女子対男子。
ダメだこりゃ。

・・・・怖い。
・・・・気持ち悪い。

思わず、叫ぼうとして、
「····っ」

こ、声がでない。
・・・・本当に怖い。
せめてもの思いで、目をつぶる。

・・・・誰か。
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