可憐な可愛いお姫様
咲夜side


「玲にぃ!」

玄関の入り口まで着いて車にぐったりな萌を乗せる

最近はだいぶ調子良かったのに……
つらそうな萌を見る度、本当に変わってあげたくなる

玲「だいぶ辛そうだな、喘息出る前に早く病院行くか」

萌は生まれつき喘息を患っている
なんでも、母さんが元々病弱だったからそれが萌にも遺伝したんだろう

母さんは、俺たち双子を産んですぐに亡くなったらしい だから顔も分かんない

咲夜「うん、萌可哀想だしね あいつらにはもう連絡しといたよ」

玲「お、サンキュー 白河 出してくれ」

「御意」

俺と玲にぃは暴走族だ。
萌は知らないけどね

萌にも話したいんだけど話せない理由がある
まぁ、それは言えないけど。

さっきのアイツらっていうのは俺たちの仲間

白河は、俺たちの専属運転手

ちなみに玲にぃが総長で、俺が幹部
世界NO.1の「神桜」 玲にぃで3代目

ちなみに、父さん (和樹 38歳 )が神桜の初代総長で、その時の姫が母さんだったらしい

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