可憐な可愛いお姫様
神楽side
「スゥ、スゥ……」
寝た、か。
おでこに引っ付いた前髪をわけてやると
モゾモゾと動いた
いつも思うが、俺たちの姫さんは可愛すぎる
ふっくらとした唇、長いまつげ、艶々な腰くらいまである長い黒髪、熱のせいでもあるがほんのり赤い頬、目を開けばくりくりした可愛い瞳
モデル顔負けの容姿だ まぁ、当の本人は自覚してないがな
でも、姫さんはこの容姿のせいで大分苦労してんだ あのことを思い出すだけで鳥肌が立つ
絶対に姫さんを死んでも守る と、このときに俺たち家族(組員)で決めた
だから、姫さんを……
だれか……
姫さんを、幸せにしてあげてくれ……
バタバタバタバタ ドンッ
ガラガラッ!
玲 咲夜「「萌っ!!!」」
まぁ、こいつらが死んでも幸せにしてやるんだろーな……
「お前ら、うるさいっ 姫さん起きるだろーが」
玲「わ、わりぃ……
ってか!なんでお前が手握ってんだよ!!(コソッ)」
咲夜「それ、いつも俺の役割なのに……
俺の萌が、……」
神楽、玲「「いや、お前のではない、オレのだ」」
神楽、玲、咲夜「「「あぁん!?」」」
バタッ!ドタッ!ドンッ!ゴツッ!
3人で暴れてると
萌「んんっ、」
あ、萌寝てたの忘れてたっ(笑)
咲夜「萌っ!ごめんなっ!こいつらうるさかったよな!あ、ごめん身体しんどいよな?
安心しろ!俺がずっと側にいてやる!(ギュッ)」
玲「あぁん!? 誰がうるさいって!?
つーか、お前も騒いでただろ〜が!?」
神楽「しかもお前、なにさりげなく姫さんに抱きついてやがる!?」
萌「(ビクッ)」
咲夜「大声出すなよ、萌が怯えてる」
「「(チッ)」」
双子の特権ってやつかよ!