可憐な可愛いお姫様
この前、さりげなく萌の好きなものを探るべく聞いた時だった……
この時俺は返す言葉がなくただそばにいてやることしか出来なかった
咲夜「自由……か……、」
俺は誰にも届かないよう呟く
萌の病室に着くと、何やら騒がしい
俺たちは慌てて中へはいる
バタバタ
ガラッ!
咲夜「…萌?」
辺りを見回すが姿はない……
そこへ、慌ただしく主治医の神楽が入ってくる……
俺を見つけると
神楽「悪ぃっ!!至急萌を探してくれっ!!」
咲夜「どういうことだ!?」
神楽「いねぇんだよっ!!どこにも!!病院内全部探した!!いいかっ!?何がなんでも見つけろ!!」
さすがの組員でも凄い迫力だ
俺を除く4人はその迫力にひゅっと息を飲む
その時、俺たちはふと嫌なことが頭によぎった
蒼「今、蛾楽―ガラク―と言う暴走族に闇討ちに合ってます……もしかしてっ!!」
そんなまさか……
この病院の入口は俺たちがいた正面玄関だけ……
窓から入るにしてもここは俺たちが経営している病院だ…
不審な行為があったら誰かが気づくはずだ……
ドクンドクンと胸が鳴る。今にも張り裂けそうだ……
もしかして、俺はすれ違っていたのか……?
そうだとしたら、
咲夜「━━萌っ!!!」
外はどんどん暗くなり。俺らを包む……
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