オタクニートが聖女になりました
眩しさで思わず目を細め、辺りを見回した。


生い茂る木々が私を中心として円形に取り囲んでいる。目を凝らすと、森の中の小さな草原に自分が横たわっているのがわかった。
左胸に両手を当てると、トクトクと心臓が鼓動を打っていた。


生きてて良かった。


そう実感して息を吐き出した。


< 26 / 36 >

この作品をシェア

pagetop