オタクニートが聖女になりました
地面を触って確かめると、何だか柔らかい。それに何だか心地いい。

私の下には藁が敷いてあって、身を起こすサラリとした手触りの銀色の大きめの布が肩から落ちた。147センチの私の身長位の長さの物だった。
  

私、海に飛び込んで……。夢だったの!?


でも、確かに地面から足を離した瞬間にフワリと宙に浮いた感覚がした様な気がした。気のせいかと立ち上がった瞬間に何か聞こえた。


其れは、例えるなら犬の唸り声に似ていた。




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