星の降る夜〜49日の魔法〜
目が覚めた。
一面に広がるカラフルなお花畑。
「綺麗」
なんて普段言わない言葉が口をついて出るくらい。
いつもと変わらない制服を着て
事故にあったなんて思えないほど
怪我も何も無くて
事故にあう直前そのものの私。
「あれ、事故にあったの夢?
いや待って、じゃあここどこ?
ここが夢の中?」
こんがらがる脳内。
もしかしてーー。
「ここ天国?」
なんてそんなことあるわけない。
きっと天国なんて存在しない。
なんて脳内で否定したその時ーー。