濃厚接触、したい
エロ可愛すぎて、ごちそうさまです!!ってバンバン机叩きたくなる。

「お前は普段着ジャージも可愛いんだな。
いつもの凜とした姿とのギャップが……」

しまった、とみるみる課長の顔色が変わっていく。
慌てて設定を確認したら、カメラは見事にオンになっていた。
と、いうことは。
この姿をさらしただけではなく、課長の姿にハアハアしていた変態ぶりもさらしていたわけで。

「なんで早く言ってくれないんですかー!」

「だって言ったら、カメラ切られるだろ」

それはそうだけど!
そうだけれども!
でもいつからだ!?
課長は私の姿が見えないと最初は言っていた。
あれか、思わず鼻血を出しそうで机を叩いてしまったあれか!?

「それなら言いますけど、袴田課長だってカメラもマイクもオンにしたままだったから、ワンちゃんと話しているの、全部聞こえてましたけど!」

「……全部、だと?」

すーっと課長の周りの色が変わり、今度は私がしまったと悟る番だった。
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