濃厚接触、したい
「袴田課長と、濃厚接触……」
笑う眼鏡の彼を思い出し、身体が熱くなっていく。
「でもどうせ、当分は無理じゃん……」
このひきこもり生活がいつまで続くかなんてわからない。
また元通りの生活に戻れるのかすらも。
でもまた、気軽に人とふれあえるようになったとき。
――私は彼に、なんと返事をするのだろう。
いや、その前にもうすでに、明日はテレビ会議で顔をあわせるのだ。
冷静でいられる自信がない……。
【終】
笑う眼鏡の彼を思い出し、身体が熱くなっていく。
「でもどうせ、当分は無理じゃん……」
このひきこもり生活がいつまで続くかなんてわからない。
また元通りの生活に戻れるのかすらも。
でもまた、気軽に人とふれあえるようになったとき。
――私は彼に、なんと返事をするのだろう。
いや、その前にもうすでに、明日はテレビ会議で顔をあわせるのだ。
冷静でいられる自信がない……。
【終】