濃厚接触、したい
これで誤魔化されてほしい、というのはかなり無理がある……?
「そうか。
大丈夫か?」
しかしながら課長は全く疑っていないようで、心配までしてくれた。
「空だったので大丈夫です。
それで……」
極めて冷静さを保ち、話を再開する。
がしかし、顔はにやけっぱなしだし、鼻息が荒くなりそうで気を遣う。
とにかく仕事に集中しようとしたものの。
「くーん」
――ガリガリガリガリ。
今度は画面の外から、中に入れろと催促しているわんこのアピールが聞こえてくる。
しかも、かなりの悲壮感だ。
「だから、その……。
すまない、ちょっと待っていてもらえないだろうか」
「え、ええ。
はい」
「そうか。
大丈夫か?」
しかしながら課長は全く疑っていないようで、心配までしてくれた。
「空だったので大丈夫です。
それで……」
極めて冷静さを保ち、話を再開する。
がしかし、顔はにやけっぱなしだし、鼻息が荒くなりそうで気を遣う。
とにかく仕事に集中しようとしたものの。
「くーん」
――ガリガリガリガリ。
今度は画面の外から、中に入れろと催促しているわんこのアピールが聞こえてくる。
しかも、かなりの悲壮感だ。
「だから、その……。
すまない、ちょっと待っていてもらえないだろうか」
「え、ええ。
はい」