インスピレーションを信じて
「ねぇ 務。私に 悪い所があったら ちゃんと言ってね。」
一緒に 生活するようになって
務は 私に 不満を言わないから。
私に 気を使っている?
務の家の近くに来て 務の会社で働いているから。
私は 心配になって 務に聞いてみた。
「そんなの 一個もないよ。レーナは あるの?」
「ううん。私は ないけど。」
「じゃ 同じだよ。俺 一緒にいればいるほど レーナが好きになる。」
「私も。幸せ過ぎて 怖いくらい。」
「レーナ、いつも笑顔でいてくれて。誰とでも 気持ち良く 話してくれるし。俺 ホントに嬉しいんだよ?」
「私だって。みんなに 優しくしてもらって。恵まれ過ぎだと思っているよ。」
「レーナと こうやっているの すごく好きだし。」
そう言って 務は 私の膝に 頭を乗せた。