インスピレーションを信じて

『レーナ、食べ物は 何が好き?』

『うーん。焼肉かな。務は?』

『俺も 焼肉好き。あっ、寿司も好きだけど。』

『うん。私も。あと ケーキとか。甘い物も大好き。』

『スポーツは?』

『中学は テニス部。でも 下手だよ。練習 嫌いだったし。』

『俺は サッカー部。1年から レギュラーで出てたよ。』

『すごいじゃん。』

『エヘヘ。部員が少なかったの。』


私達は 布団の中で ただじっと 抱き合って話す。


熱を冷ますように 他愛のないことを。



時々 キスをして。


務のキスは とても優しくて。



やっぱり この人は 優しいって 私は 確認してた。

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