インスピレーションを信じて
「レーナ。言った通りだね。」
「んっ?なに? 」
「俺、夢中になりそう。」
「やだ。恥ずかしいから。」
「ホントだって。どうしよう? 」
「いいよ?私は。」
「絶対だな?」
ベッドの中の会話は やっぱり甘くて。
満たし合った後だから なお。
「レーナの仕事って 大変? 」
「うん。立ちっ放しだし。脚がパンパンに浮腫んじゃうの。」
「レーナの脚、綺麗だから。大丈夫。」
「まさかー。マメはできるし。最悪。」
「どれ? 俺が 揉んであげるよ。」
「っん…務。だめ…」
私の脚に 唇を這わせる務。
優しい会話は すぐに 甘いため息に 変わってしまう。