インスピレーションを信じて
海の夜以上に 昨夜は 完璧な夜だった。
務のキスは 熱くて 優しくて。
務の瞳は 甘くて 切なくて。
3年間 溜めた思いが 身体中から 溢れて。
務のすべてに 私は 熱く応えてしまった。
これから私は 刻まれた感触に 苦しむ。
思っていた時よりも 確かに 残るから。
だから 務を 問いたださなかった。
知らないふりをしよう。
務から 告げられるまで。
決めるのは 務。
どんな結果でも 受け止める 覚悟を決めよう。
夏を 切るつもりで 務に抱かれて。
務との 冬を 始めてしまった。