インスピレーションを信じて
「レーナ。おはよう。」
「うん。おはよう務。」
私は 務の背中に 腕を回す。
どうしたの? という目の務に
ギュッと抱き付く。
「甘えたいの? 」
髪を撫でる務に 私は 小さく頷く。
「可愛いな。朝から。」
朝の光の中 そのまま 愛されて。
ベッドを降りてからも
務は私を 離さない。
「朝ご飯の用意するね。務 そばにいて。」
務は 甘い目で 私の腰を抱く。
「いいよ。ずっと一緒にいるから。」
そっと 務に寄り添って。
私 どうしちゃったの?
いつだって 1人で 平気だったのに。
今夜 務が帰ったら また1人になるから。
一緒にいる時は ずっとそばにいたい。
どうして こんなに弱くなっちゃったの?