インスピレーションを信じて
「レーナ。食事したら 買い物に行こう。」
「えっ。何買うの?」
「レーナって 仕事中 指輪していられる?」
「派手なのじゃなければ 大丈夫だけど?」
「じゃあさ ペアリング買おうよ。」
「ペアリング…?」
「うん。婚約指輪は まだ先だけど。繋がっていたいじゃん。」
「嬉しい!」
私は 寄り添っていた務の
首に腕を回し キスをする。
「もー。今日のレーナ 可愛すぎ。」
お返しのキスは もっと甘くて。
こんなことじゃ 家から 出られなくなってしまう。
私達は 交替でシャワーを浴びて
買い物に 出かけた。