俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
顔が強張って、明らかに動揺している薫。
一方、なずなはしれっとした表情で薫を見ており。
無言で見つめ合う二人。
何が起きてるかわからなくて、お互いの顔を交互に見てしまう。
え…何?何だ?
「な、何で…」
口を開いた薫の声は…絞り出したかのように細くて、震えていた。
手がカタカタと震えている。
震えを握り潰すかのように、拳を作っていた。
「…何で、あなたがそれを知ってるのよ!」
そして、突然大声をあげてなずなに噛み付く。
薫の目はつり上がっていて、まさに怒りの表情だ。
え?!どうしたんだ?
突然怒り出して!
突然の薫の怒りに、あたふたしてしまうが、噛み付かれた張本人はしれっとしたままだ。
「………」
表情崩さず、ただ薫を見つめ続けている。
それがやけに冷静過ぎて、恐い。
…そして、なずなが口を開く。
「…何でか、教えてやっか?」
そう言って、へっと笑う。
しかし、その小馬鹿にしてるともとれるその笑いは薫の怒りをますます煽っていた。
一方、なずなはしれっとした表情で薫を見ており。
無言で見つめ合う二人。
何が起きてるかわからなくて、お互いの顔を交互に見てしまう。
え…何?何だ?
「な、何で…」
口を開いた薫の声は…絞り出したかのように細くて、震えていた。
手がカタカタと震えている。
震えを握り潰すかのように、拳を作っていた。
「…何で、あなたがそれを知ってるのよ!」
そして、突然大声をあげてなずなに噛み付く。
薫の目はつり上がっていて、まさに怒りの表情だ。
え?!どうしたんだ?
突然怒り出して!
突然の薫の怒りに、あたふたしてしまうが、噛み付かれた張本人はしれっとしたままだ。
「………」
表情崩さず、ただ薫を見つめ続けている。
それがやけに冷静過ぎて、恐い。
…そして、なずなが口を開く。
「…何でか、教えてやっか?」
そう言って、へっと笑う。
しかし、その小馬鹿にしてるともとれるその笑いは薫の怒りをますます煽っていた。