俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
実は全部真っ黒だろうけど
★★★
薫の部屋での物音、金縛り、聞こえるはずのない声。
そして、俺がプレゼントしたペンギン様のぬいぐるみの辻斬りは。
薫の仕業…?
薫に危害を加えていた悪霊は、薫…?
…え?え?え?!
どういう事だ?
薫が被害者なのに、加害者も薫?
「ま、ま、待て待て待て!な、何?薫に起こった事件の犯人、薫?!…待て待て!何を言ってるか意味不明だぞ!」
思いあまって、口を挟んでしまう。
だ、だって。言ってる意味わかんねえ。
すると、なずなは深いため息をついていた。
「…伶士、うるせえな」
「は?…う、うるさい?!何だそれ!だ、だって…」
一人で狼狽えていると、またしても冷ややかな視線を送られた上、「ちっ」と舌打ちされた。
ちっ…って!
舌打ち…!ガーン!
もう、ズタズタだ。
何だ何だ?
いったいどういう…!
…と、騒いでいるのは、俺だけで。
「………」
薫は…うつむき加減ながらも、ふるふると震えたままで。
でも、気の強い薫は、なずなを睨み付けるような視線を送り続けている。
薫の部屋での物音、金縛り、聞こえるはずのない声。
そして、俺がプレゼントしたペンギン様のぬいぐるみの辻斬りは。
薫の仕業…?
薫に危害を加えていた悪霊は、薫…?
…え?え?え?!
どういう事だ?
薫が被害者なのに、加害者も薫?
「ま、ま、待て待て待て!な、何?薫に起こった事件の犯人、薫?!…待て待て!何を言ってるか意味不明だぞ!」
思いあまって、口を挟んでしまう。
だ、だって。言ってる意味わかんねえ。
すると、なずなは深いため息をついていた。
「…伶士、うるせえな」
「は?…う、うるさい?!何だそれ!だ、だって…」
一人で狼狽えていると、またしても冷ややかな視線を送られた上、「ちっ」と舌打ちされた。
ちっ…って!
舌打ち…!ガーン!
もう、ズタズタだ。
何だ何だ?
いったいどういう…!
…と、騒いでいるのは、俺だけで。
「………」
薫は…うつむき加減ながらも、ふるふると震えたままで。
でも、気の強い薫は、なずなを睨み付けるような視線を送り続けている。