俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
まさかの隠しネタで、お互い大いに盛り上がってしまう。

部の話から、学校の話やら。

一気に仲良くなってしまい、LINE交換までしてしまった。



話に盛り上がって時間を忘れていると、急に忠晴がお店に姿を現した。

俺が帰りの連絡をよこさないから、ダイレクトに向かえに来てしまったという…。

しかし、咲哉さんと忠晴は面識があるらしく。

…そういや、なずなとお茶しに来たことあるって言ってたな。

これまた二人も、得意の料理の話で盛り上がってしまい。

カフェを出たのは、夕方だった。




車が帰路につく頃には、ちょうど陽が沈む時間で。

夕焼けがやけに綺麗だった。



「しかし、なずなさん、随分お忙しいのですね。久しぶりにうちにご招待して夕食でも…と、思ってたんですが」

「うん…」



運転しながらも、忠晴は静かに呟いてくるが。

考え耽ってしまった俺は、気の利いた返事も出来ずにいた。




(………)




護られているだけじゃ、ダメ…だよな。





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