俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
mission3 傍焼のチョコレートディスコ
実は公然の秘密
★★★
ーーー人は、何故。
悋気の炎を絶やすことが無いのだろうか。
「た、橘くん、良かったら今度一緒に出掛けませんか?…あ、まず友達から…」
「あ、あの…それは…」
あー。度々、どうしていいかわからない。
まず友達から…って、俺、何人女友達作る羽目になるワケ?
「ひ、ひょっとして…カノジョいるとか?」
「いや、カノジョはいないんだけど…」
「カノジョは…って、好きな人がいるとか?」
「あ、ああぁぁ…うん」
ちっ。何だそのあたふたした断り方。
バーン!と自信持って『好きな人いるからごめん無理!』って、はっきり言えばいいのに、俺も。
でも、お友達から…って言われると、本当に純粋な友達はいた方がいいし。美森みたいなのな。
「じゃあ、もうすぐバレンタインだから、チョコあげるね!じゃ!」
「あ、うん…」
そう言って、どっかの知らない誰か女子は手を振って去っていく。
どっと疲れてしまい、その場、廊下に立ち尽くしていた。
年明けから、こんなんばかり…。
ーーー人は、何故。
悋気の炎を絶やすことが無いのだろうか。
「た、橘くん、良かったら今度一緒に出掛けませんか?…あ、まず友達から…」
「あ、あの…それは…」
あー。度々、どうしていいかわからない。
まず友達から…って、俺、何人女友達作る羽目になるワケ?
「ひ、ひょっとして…カノジョいるとか?」
「いや、カノジョはいないんだけど…」
「カノジョは…って、好きな人がいるとか?」
「あ、ああぁぁ…うん」
ちっ。何だそのあたふたした断り方。
バーン!と自信持って『好きな人いるからごめん無理!』って、はっきり言えばいいのに、俺も。
でも、お友達から…って言われると、本当に純粋な友達はいた方がいいし。美森みたいなのな。
「じゃあ、もうすぐバレンタインだから、チョコあげるね!じゃ!」
「あ、うん…」
そう言って、どっかの知らない誰か女子は手を振って去っていく。
どっと疲れてしまい、その場、廊下に立ち尽くしていた。
年明けから、こんなんばかり…。