俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
こんなにも自分がアグレッシブだとは
★★★
「久しぶりだね?こんなところで会うなんて」
いつもの柔らかく優しい雰囲気で、こっちに笑いかけてくれる。
ファーのついたフードが付いている暖かそうなN3Bジャケットを羽織って、カウンターでちょうどお会計をしているところだった。
なずなの上司であり、その節はお世話になりました、親父の会社の顧問陰陽師、音宮陰陽事務所の菩提剣軌さんだ。
「どうもお久しぶりです」
「何でここに?」
「あ、それは…」
「…だなんてね。咲哉から聞いてるよ?近くの空手道場に通ってるって。もう10年近くやってるっていうのは、社長から聞いてる」
「そ、そうでしたか」
この人を目の前にすると、なぜか背筋がピンとなってしまう。
こんなに優しく笑いかけてくれるのに。
なずなへのギャップの激しい態度を目にしてしまってるからだろうか。
「菩提さんは…お食事ですか?」
「ううん。仕事。さっきまで仕事の面通ししてたんだ。クライアントさんはだいぶ前に帰ったけど」
「そうでしたか…」
「久しぶりだね?こんなところで会うなんて」
いつもの柔らかく優しい雰囲気で、こっちに笑いかけてくれる。
ファーのついたフードが付いている暖かそうなN3Bジャケットを羽織って、カウンターでちょうどお会計をしているところだった。
なずなの上司であり、その節はお世話になりました、親父の会社の顧問陰陽師、音宮陰陽事務所の菩提剣軌さんだ。
「どうもお久しぶりです」
「何でここに?」
「あ、それは…」
「…だなんてね。咲哉から聞いてるよ?近くの空手道場に通ってるって。もう10年近くやってるっていうのは、社長から聞いてる」
「そ、そうでしたか」
この人を目の前にすると、なぜか背筋がピンとなってしまう。
こんなに優しく笑いかけてくれるのに。
なずなへのギャップの激しい態度を目にしてしまってるからだろうか。
「菩提さんは…お食事ですか?」
「ううん。仕事。さっきまで仕事の面通ししてたんだ。クライアントさんはだいぶ前に帰ったけど」
「そうでしたか…」