俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
『…え!』
『悪い妖怪たちが、この札幌を占拠しようと一般市民に手を出してきたんだ。それを護るために、菩提さんやなずちゃんら陰陽師、あと《神の力》を持つ術者たちが、その悪い妖怪たちと戦ったんだって』
『………』
『…って、信じられないでしょ?だって俺が高校三年生の時?そんなの当時は微塵も気付かなかった』
『お、俺も…』
『でも、後から考えてみたら、あの当時は不可思議な事件がいっぱいあったんだよ。行方不明者が多かったり、すすきののホテルが突然爆発したり』
『そういえば…』
確かそれ、麗華さんとこのホテルだったような。
それに、咲哉さん。
今、《神の力》を持つ術者って…その《神童》とやらのことを知ってる?
『その戦い…どうなったんですか?』
そう問うと、咲哉さんは『それは、今見ての通りでしょ?』と、ドヤ顔をする。
そうか。
陰陽師や神の力を持つ術者たちが、悪い妖怪たちを撃退した。
勝利したということだったのか…。
しかし、咲哉さんは寂しそうな顔をする。
『…でも、あの当時は気付かなかったんだ。まさか、俺の友達がその戦いに関わっていたなんて』
『悪い妖怪たちが、この札幌を占拠しようと一般市民に手を出してきたんだ。それを護るために、菩提さんやなずちゃんら陰陽師、あと《神の力》を持つ術者たちが、その悪い妖怪たちと戦ったんだって』
『………』
『…って、信じられないでしょ?だって俺が高校三年生の時?そんなの当時は微塵も気付かなかった』
『お、俺も…』
『でも、後から考えてみたら、あの当時は不可思議な事件がいっぱいあったんだよ。行方不明者が多かったり、すすきののホテルが突然爆発したり』
『そういえば…』
確かそれ、麗華さんとこのホテルだったような。
それに、咲哉さん。
今、《神の力》を持つ術者って…その《神童》とやらのことを知ってる?
『その戦い…どうなったんですか?』
そう問うと、咲哉さんは『それは、今見ての通りでしょ?』と、ドヤ顔をする。
そうか。
陰陽師や神の力を持つ術者たちが、悪い妖怪たちを撃退した。
勝利したということだったのか…。
しかし、咲哉さんは寂しそうな顔をする。
『…でも、あの当時は気付かなかったんだ。まさか、俺の友達がその戦いに関わっていたなんて』