俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
ブーブー文句をたれる美森を連れて、派手派手装飾の出入口に向かう。
…その時だった。
「す、すいません!だ、誰かっ!」
男性の慌てた声が響いて、思わず振り返る。
そこは…数メートル離れた場所のテナントの前で。
若い女の人がぐったりと倒れている。
傍にいた男性が、泡くって彼女を揺さぶったり、周りに助けを求めていた。
そこへ、すぐにコスチューム姿の従業員が駆け付ける。
「どうしましたか?!」
「な、何か突然倒れて…!」
「失礼ですが…彼氏さんですか?」
「い、いえ!大学の同級生なんですけど…彼氏にフラれてやけくそでチョコ爆買いするのに付き合ってただけで…」
そんな余計な会話を耳にしていたが。
しかし、俺はそこで。
不可思議な光景を見てしまった。
(え…)
倒れた女性の体から。
何か、煙?オーラのようなものが出ていて。
それが天井にどんどん吸い込まれていく。
その、どんよりとした天井に…。
…その時だった。
「す、すいません!だ、誰かっ!」
男性の慌てた声が響いて、思わず振り返る。
そこは…数メートル離れた場所のテナントの前で。
若い女の人がぐったりと倒れている。
傍にいた男性が、泡くって彼女を揺さぶったり、周りに助けを求めていた。
そこへ、すぐにコスチューム姿の従業員が駆け付ける。
「どうしましたか?!」
「な、何か突然倒れて…!」
「失礼ですが…彼氏さんですか?」
「い、いえ!大学の同級生なんですけど…彼氏にフラれてやけくそでチョコ爆買いするのに付き合ってただけで…」
そんな余計な会話を耳にしていたが。
しかし、俺はそこで。
不可思議な光景を見てしまった。
(え…)
倒れた女性の体から。
何か、煙?オーラのようなものが出ていて。
それが天井にどんどん吸い込まれていく。
その、どんよりとした天井に…。