俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
それを水くさいと言うんだ
★★★
「…で?いつ頃アイツは魔界から戻ってかきたんだ?」
俺を差し置いて(…)二人は話し込んでいる。
俺の存在忘れてねえか?!
と、怒りたいところだが、事情がよく分からないそっちの話なので、黙って聞いているしかなかった。
「久々に接触したのが…昨年の秋。橘しゃちょーからの大ヤマで…」
すると、なずながこっちをチラッと見る。
あ…。
「…あぁ?さっきの話か。社長の愛人の生き霊が息子を…って、こいつ、橘社長の息子?」
「うん」
「へぇ…似てねえな」
コメントするな。イラッとする。
こいつ言うな。失礼な。
「しかし、あの不健康ヤローも橘社長大好きだな。二年近く魔界に姿くらまして戻ってきた途端、社長に絡みに行くとは」
「…もう、しゃちょーには手出しさせないよ」
「まあ?俺達のスポンサーだから、牽制かけとけぐらいに考えたんだろ。でも、橘社長に絡んでったら、音宮に気付かれるって頭になかったのかね」
「…アイツ、かまってちゃんだから」
「きもっ」
二人の会話を聞いていたが…。
親父が『俺達のスポンサー』?
何の?
「…で?いつ頃アイツは魔界から戻ってかきたんだ?」
俺を差し置いて(…)二人は話し込んでいる。
俺の存在忘れてねえか?!
と、怒りたいところだが、事情がよく分からないそっちの話なので、黙って聞いているしかなかった。
「久々に接触したのが…昨年の秋。橘しゃちょーからの大ヤマで…」
すると、なずながこっちをチラッと見る。
あ…。
「…あぁ?さっきの話か。社長の愛人の生き霊が息子を…って、こいつ、橘社長の息子?」
「うん」
「へぇ…似てねえな」
コメントするな。イラッとする。
こいつ言うな。失礼な。
「しかし、あの不健康ヤローも橘社長大好きだな。二年近く魔界に姿くらまして戻ってきた途端、社長に絡みに行くとは」
「…もう、しゃちょーには手出しさせないよ」
「まあ?俺達のスポンサーだから、牽制かけとけぐらいに考えたんだろ。でも、橘社長に絡んでったら、音宮に気付かれるって頭になかったのかね」
「…アイツ、かまってちゃんだから」
「きもっ」
二人の会話を聞いていたが…。
親父が『俺達のスポンサー』?
何の?