俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
そういうわけで、大量の荷物があるため、本日は忠晴に学校まで迎えに来てもらう。
でも、今日は道場に行く予定なので、学校から道場まで送ってもらい、稽古が終わったらまた迎えに来てもらうことにした。
大量のチョコたちを忠晴に預けるわけだけど…なずなから貰ったのだけは、別にカバンの内ポケットの中に丁重にしまった。
忠晴にバレないように。
予想だにしなかったバレンタインの嬉しい出来事に、妙にヤル気が出てしまって、ご機嫌状態。
そんな感じで稽古も終わり、忠晴の迎えを待つため、ペンタグラムへと向かう。
…そういや、咲哉さんいるんだよな?
なずながチョコを作った裏話とか聞けないだろうか。
またそれも楽しみに、ペンタグラムに到着し、ドアを開ける。
「こんばんはー」
中に入ってみたもの。
中にはお客さんが来ていたようで。
ちょっと騒がしい。
奥のテーブルには、男性が四人。
その傍には、エプロン姿の咲哉さんが立っていた。