俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
「忠晴のもあるぞ」
「まあ、私めのもあるのですか。なずなさん、有難いです」
…な、何っ!
親父だけでなく、忠晴にも…?
母さんの手の上には、同じモノが2つ乗っかっている…。
義理とはわかっちゃいたが。
親父や執事と同じモノとは…!
ガーン!
軽く、残酷物語!
親父や忠晴と一緒?
嬉しかったけど、それは軽くショック…。
ずーんと落ち込む。
「あらーっ!なずなさん、素敵だわー!手作りするお年頃になったのね?可愛いわぁー!」
「ははっ。娘から貰うのって、こんな感じか?嬉しいもんだな」
「あなた、食べていい?いい?」
「ひとつだけだぞ。何なら伶士にも分けてやれ。なずなの手作りお菓子」
「そうね?…伶士!」
…何っ!