俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~

俺は陰陽師の助手です。

★★★







オフシーズンである2月の今は部活が休みということも多くて。

本日は部活もお休み。

放課後はみんなで街にでも行かね?という話になり、放課後早速バスに乗って颯太やチカ、輝樹らと大通の方へと出掛けることになった。

そのメンバーには、美森もいて…。


「ったく、おまえも休みの日ぐらい女の友達と遊べ」

「だって仲良しの子たちは、みんな本日部活ですものー」


颯太にそうボヤかれても、何も動じない。

ホント、女子だというのにこの男子の中に溶け込んでいるな。

何の違和感もない。

まあ…そこがいいっちゃいいんだけど。



そして、俺達が出向いた場所は、唐揚げ食べ放題の店。

大通ではなく、どちらかといえばすすきのの方面。

しかし、大きな歓楽街も夕方4時台なので、そんなに人通りはなく閑散としている。

制服姿の高校生も、ちらほら見かけていた。



そして、高校生男女5人。

唐揚げを食べながらダベる。




「しかし、まさかあのギャルたちの一人にマネを頼むとは…」



颯太がそう呟いたところで、本日の昼休みの出来事の話が始まる。


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