俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
「そして、鈴代は『うおぉぉーっ!』と、泣きながらその場を走り去り、川村に泣き付く。『わし、NTR属性ないんや…NTR属性ないんや!』と、号泣だったらしいぜ。で、速攻お別れ。顔面凶器、女グセ悪かったらしい?わはは」
「何だその話!神がかってんなぁ?おい!がははは!」
ホント、なんだそりゃ…。
「ホント鈴代、男運ねえんだよなぁ」
「男運?」
苦笑いしている輝樹にその意味を問う。
「ちょっと笑えないんだけどなー」と、言いながらも笑っているが。
笑えるんじゃねえか。
「その顔面凶器の前は、テニス部のマツダってヤツを気になっててさ。爽やかなイケメン」
爽やかなイケメン…何だと?
過去の事ではあるが、ムッとしてしまう。
「そのマツダに『ユリちゃん連れて俺んち来いよ』って誘われて。そのユリをつれてマツダんち行ったワケさ」
「へぇ?ユリちゃん可愛いの?」
「鈴代とは違う、清純派美少女」
…そして、そのマツダの部屋でユリちゃんと三人。
最新のゲームで遊ぶことになった。